脱コロナ禍の兆し 米で低迷の口紅販売が好転、８０％激増も

米国では新型コロナウイルス禍に伴うマスク着用や封鎖措置の影響で売り上げが昨年低迷していた化粧品の口紅の販売が最近好転し、3月半ばから4月18日までの４週間で、前年同期比で８０％急増していたことがわかった。

上記は小売業界の販売動向を追っている市場調査企業IRIの最新データで判明した。ワクチン接種が進み、日常生活での他人との交流の機会が増えていることの反映と考えられる。

８０％激増の売上高は3,420万ドルであり、コロナ禍が到来する前の2019年の同期売上である4,000万ドル以上には及ばなかった。

米小売り大手のウォルマートは口紅の売れ具合は化粧品全般で最高だったとし、今年4月30日までの第1四半期決算でも際立っていたことを明かした。

また、消費者はマスクの中でこすっても容易に落ちない種類の口紅を選びがちだったが、最近は紫や青などより派手気味な色を購入するようになったと説明。消費者が再び独自さを表現する機会が到来したとも分析した。

米化粧品大手「エスティ・ローダー・カンパニーズ」の幹部は、過去半年の間、メーキャップ商品の販売が再拡大することに備えてきたと指摘。夏を迎えオレンジ、明るいピンク、赤紫や紫など鮮明な色合いの口紅の利用が目立つようになるだろうとも予想した。

米疾病対策センター（ＣＤＣ）は最近、2度のワクチン接種を終えた場合、屋内でのマスク未着用を原則可能とする新たな指針を発表している。

以上、CNNより要約・引用しました。
https://edition.cnn.com/2021/05/19/business/lipstick-comeback-walmart/index.html

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