外資系コンサルティングファームから、M&Aや企業価値評価を専門としたブティック型財務アドバイザリーファームへ 【転職体験記】
前職での組織再編による業務内容の変化と、自身が求める将来のキャリア像との乖離により、今後のキャリアを考え直す中で今回の転職を決断するに至りました。
◇◇◇◇◇
私は新卒でコンサルティングファームに入社し、新規事業戦略の構想、組織再編における人員計画の立案、公的機関への政策提言など、業界を問わず経営戦略、事業戦略を提言する業務に従事しておりました。
将来、プライベートエクイティーファンドで投資及びバリューアップの業務に従事したいと考えていたため、PEファームの募集に頻繁に見られる職務経歴の要項(投資銀行、会計士、弁護士・・・など)のうち、自身の興味・適性に合致すると考えられたコンサルティングファームを最初のキャリアとして選択しました。
入社当初は、アサインされたプロジェクトでは意に沿わない業務に従事しており、職場に強い不満を持っておりました。しかし、その翌年からは新規に設立された戦略コンサルティングのチームに抜擢され、以降はプロジェクト毎に異なる業界、異なるテーマに取り組み、その度にクライアントのマネジメントから担当者まで広範な職位の方にお会い出来る業務に大変満足しておりました。
コトラさんとは、入社当初、業務に不満を持っていた時期にキャリアについてご相談させて頂いたのがお付き合いの始まりです。その際には、第二新卒としての転職、という形で金融機関の選考を数社受けました。当時の市況が悪かったこともありますが、関連する業務経験も無く、次の仕事のイメージを自身で明確に持てていなかったことから、残念ながら内定を勝ち取るには至りませんでした。
最初の転職活動では上手くいかなかったものの、新しいチームに移籍し、業務に大変充実感を持つようになったため、それ以降は特にコンタクトを取らないまま時が過ぎていきました。
しかし、その2年後、自分の所属していたチームが日本オフィスで閉鎖、社内で別のチームに移籍することとなり、今後のキャリアについて考えていた折にコトラさんからタイミングよくご連絡を頂いたため、改めて相談に乗っていただくこととなりました。
最後にお会いしたのが数年も前の事であっても、以前に説明した自身の将来のキャリア像を変わらずにご理解頂けており、ご紹介頂いた企業も次のステップとして自身が求めていた仕事のイメージにぴったりと沿うものであったため、相談して本当に良かったと感じました。
また、B to Bのプロフェッショナルファームで特にブティックともなると、どのような企業があってどのような選考を行っているのかは個人では到底調べがつかないため、一般論ではありますが、きちんとしたエージェントの方に相談するのが最も効率的な方法だと改めて認識しました。
新たな職場ではM&AのFA、企業価値評価などの企業財務に関するアドバイザリー業務に従事することとなりました。対企業へのアドバイザリーという点では戦略コンサルと類似しているものの、より詳細な財務の知識が求められる点やワークスタイルの違いなど、新しいチャレンジにやりがいを感じている毎日です。
自身の求めるキャリア像をしっかりとご理解して下さった上で、長いお付き合いを続けて頂きつつ、キャリアの節目毎に適切なアドバイスをコトラさんから頂けたことで、最初に相談した際には思ってもみなかったような成功に到達することができたのだと思っています。ありがとうございました。
Profile | 20代、男性、有名国立大学卒 |
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前職 | 外資系コンサルティングファーム |
現職 | ブティック型財務アドバイザリーファーム |
2012年12月17日
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