父親にも1年間の有給育児休暇を実現~ヴァージンアトランティック航空の新制度~
ヴァージンアトランティック航空の創立者 リチャード・ブランソン氏は、父親にも育児休暇を認めると発表しました。
その内容は、1年間(52週間分)に渡って全額有給休暇を認めるというものです。
現在、その制度の対象は、ヴァージンアトランティック航空に勤続4年以上、ロンドンとジュネーブに在籍している管理職、140名となっていますが、今後は、アメリカの関連会社でも実現させたいと発表しています。
同氏は、「社員を大切にすれば、彼らはビジネスを大事にします。その哲学は40年以上も我が社を支え、ヴァージンの全ての基盤になっています。」とブログでも紹介しています。
アメリカにおいて、母親の育児休暇を認めている会社は58%で、パートナーが育児休暇を取得するのを認めている会社はわずか14パーセントでしかありません。
すでに、グーグルでは7週間、フェイスブックは17週間の父親への有給育児休暇を認めています。
これらの企業と比較すると、ヴァージンの父親への全額支給の育児休暇はまだ限られた社員にしか与えられていない特権ではあるものの、今後より多くの社員に浸透させていきたい狙いです。
以上、Time とabc Newsより要約引用しました。
http://abcnews.go.com/Business/virgin-group-year-long-maternity-paternity-leave-policy/story?id=31673628
http://time.com/3916636/virgin-paternity-leave/
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