ライフ・ワークバランス重視の若手の要望を無視できなくなったゴールドマン・サックス
「彼らはゴールドマン・サックス等のようなトップクラスの投資銀行に入るには入りますが、2年のアナリストプログラムを終えると、『これでレジュメに箔がついた。次に移ろう』と、より拘束時間の短い業界への転職を模索し始めるのです。如何に最短期間でキャリアアップを図るかに余念がありません」
また、3年目のアソシエイト昇進後は、本人希望により1年間のジョブ・ローテーションを可能とし、例えばNY採用のバンカーが、1年間香港の投資銀行で働くことも可能としバンカーとしての経験を蓄積する機会を積極的に与えます。また、Vice Presidentへの昇進にかかる期間も、伝統的な6.5年から5.5年に短縮しました。
またアナリスト時代は、徹夜も珍しくなく、起きている時間のほとんどをオフィスで過ごすのが当然という環境でした。現在はワーク・ライフを重視する若手を社に引き留めるため、金曜日に新規案件にアナリストを配属したり、アナリストが土曜日に出社することを禁止しています。
ゴールドマンは毎年約2000人の若手を採用します。アナリスト時代の基本給は85000ドル、プラス報酬(ボーナス)です。3年目にアソシエイトになると、基本給も報酬も大幅に増額されます。それでも、2年のアナリスト期間終了後にプライベート・エクイティやGoogleのようなIT企業に転職を希望する若手の意識を変え、投資銀行に優秀な人材を残すことが難しいトレンドは続いているようです。
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