辞職の心得は「立つ鳥跡を濁さず」の気持ちでご挨拶
日本人は人間関係を大切にします。
最後の印象というのは人々の心にずっと残るものです。優雅に礼節をわきまえて職場を去れば、好印象を残し、貴重な人間関係がより深まるかもしれません。一方、去り方が悪いと本人の評判も人間関係も深く傷つきかねません。
またここぞとばかりにそれまで溜め込んで言えなかった不満や愚痴を言い連ねたり、自身の正義・正当性を擁護するのはせいせいして気持ちがいいかもしれません。しかし、当人にとっては職場の噂の的となり逸話となって職場で語り継がれることになるのがオチです。
退職の理由は常に前向きなキャリアアップのためだけとは限りません。人間関係の悩みや不満を抱えてしまう現状からの脱出手段であることも多々あります。ただ、元上司や元同僚が、将来自分のレファレンス(信用照会先、身元保証人)や顧客あるいは再度同僚になる可能性が低くないことを忘れてはいけません。
退職する日は、心中どんな感情が渦巻いていてもクールに振る舞い、関係者に(顔を見たくないような元同僚も含めて)直接挨拶し、また不在で挨拶できなかった人も含めて「これは広げすぎかな」というくらいメールの宛先リストに思いつく人の名前を入れ、社内用・社外用に退職の挨拶メールを送るのがいいでしょう。そして転職し、落ち着いたら同じ宛先の人々に、転職の挨拶メールをお忘れなく。
以上、Wall Street Journalから要約引用しました。
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