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ソフトバンク孫社長、米国に500億ドル投資へ 

 

texting-1490691_960_720ソフトバンクグループの孫正義社長は12月6日、ドナルド・トランプ次期米大統領との45分間にわたる会談後、米国に500億ドル(約5兆7000億円)を投資し5万人の雇用を創出すると述べた。

孫氏はインタビューで、サウジアラビアの政府系ファンドなどと共に1000億ドル規模の投資ファンドを設立し、ここから投資資金を調達すると話した。

トランプ氏は、ソフトバンクグループの米国への投資は、自身が大統領選で勝ったために決断されたとツイートしているが、現実はそうではないだろう。ソフトバンクは誰が大統領選で勝とうとも米国への投資を決断したに違いない。1000億ドル規模のソフトバンク・ビジョン・ファンド設立が発表されたのは大統領選の1カ月近く前で、またこの規模の金額となると、世界で最も有望なハイテク企業が集中する米国に大半を投じることになるのはある意味自然である。

ソフトバンクは2013年に米携帯電話サービス大手スプリントの株式約80%を220億ドルで取得するなど、これまでにも米国に投資している。15年にはサンフランシスコに本拠を置くオンライン融資仲介会社ソーシャルファイナンスの10億ドル規模の資金調達ラウンドを主導した。

孫氏の当初の計画は、スプリントとTモバイルUSを合併させ、業界上位にあるAT&Tとベライゾン・コミュニケーションズに対抗するというものだった。だが規制当局がこの計画を承認しない姿勢を示したため、断念した。一部の投資家やアナリストは、大統領選が終わり米連邦通信委員会(FCC)の新たな委員長が指名されれば孫氏は新たな試みに乗り出す可能性があるとの見方を示している。

孫氏は6日、Tモバイルについての現時点での関心についてコメントを避けた。同氏によるとトランプ氏との会談は孫氏が設定したもので、トランプ氏を「大変」気に入ったと話した。

以上、Wall Street Journalより要約引用しました。http://www.wsj.com/articles/donald-trump-says-softbank-pledges-to-invest-50-billion-in-u-s-1481053732

Masayoshi Son, the brash billionaire who controls Sprint Corp., said Tuesday he would invest $50 billion in the U.S. and create 50,000 new jobs, after a 45-minute meeting with President-elect Donald Trump.

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